おいしい米の秘密 旨いご飯と秘密の技
もっと知りたい!さぬき米「おいでまい」
古くは“西の米どころ”だった讃岐平野。
西日本屈指のおいしい米として名を馳せていた「讃岐米」。
今では全国の産地で新品種開発やブランド化が競われています。
香川県でも、長年続けられてきた品種開発の努力が実を結び
「おいでまい」として誕生しました。
~「おいでまい」誕生の経緯~
現在、香川県の一等米比率は十数年前から著しく低下しており、その要因としては、地球温暖化による気温の上昇と平坦地での水稲作付割合が高いこと、他県に比べ稲作農家の兼業化比率が高いうえに高齢化が進展、厳しい水条件や野菜栽培に重点を置く作業体系-などが考えられます。
その中でも大きな要因は、香川県で水稲栽培面積の47%を占める品種「ヒノヒカリ」が高温条件での登熟に弱く、現在の香川県の気象条件で品質を維持することが難しくなっていることです。
香川県と農業改良普及センター、農業試験場、JAは連携して、高温障害による品質低下を防ぐための栽培技術について指導を行ってきましたが、その一方で平成14年、高温に強く食味が良い品種の改良に着手。平成22年11月、「ヒノヒカリ」より高温登熟に優れる「おいでまい(当時の試験名:香系8号)」を奨励品種としました。(出典:平成24年度版JA香川県「かがわの米」P,5より抜粋)
~もっと知りたい!さぬき米「おいでまい」!~
( ▲香川県庁HPより)
「おいでまい」は平成14年に香川県農業試験場で「あわみのり」を母、
「ほほえみ」を父として人工交配して生まれ、
その後、農業試験場や県内各地の試験成績が優れていたことから、
平成22年に奨励品種採用が決定しました。
~「おいでまい」の品種名の由来~
品種名の「おいでまい」は、讃岐弁で「いらっしゃい」を意味します。
「香川県で生まれた新しいお米を多くの人に食べてほしい、また、食べに来てほしい。」
との願いを込めて、やわらかい讃岐弁で表現しています。
香川の新しいお米「おいでまい」を、どうぞよろしくお願いします!
(画像・文出典:JA香川県「おいでまい」PR冊子※一部編集)